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一般的に、フォーボーの麺の上のトッピングは、ねぎと肉のみ。
ガーの場合は、たまねぎ、にら、もやしもトッピングしますが。
だから、レシピに忠実な日本の店では、香草類は別皿での提供になります。

その別皿も、北部式だったらrau mùi さんのおっしゃるとおり、アジアンバジル(タイでホラパーって言われているもの)くらい。
別皿にもやしとレタスといっしょに提供される場合が多いですよね。
アメリカなど、ベトナム移民の多い地域のフォーも、別皿はそのスタイルが多いようです。
それを踏襲している店だと(うちの場合もボーはそうですけど)、当然コリアンダーは付いてこないことになっちゃいますね。

それに対して南部では、別皿でコリアンダー、しそ、三つ葉、アジアンバジル、ノコギリコリアンダー、どくだみなどを盛ります。
特にフォーガーで重要なのは、コリアンダーではなく、ノコギリコリアンダーだそうで、これは必須。うちはフォーガーではこっちを採用していますけど、どっちを採用するかは、 rau mùi さんのおっしゃるように店の考えになっちゃいますよね。

しかし、ピーチガ〜ルさんのように、日本では一般的に南部式の方、しかもなぜだかコリアンダー大盛イメージが強いので(ベトナムでの現実は上記に書いたようにちょっと違うんですけど)、うちのフォーボーの提供の仕方は、ちゃんとわかってもらえるのか、どうなんだろうと悩み中だったところ。(ガーは南部式なので問題ないんですけどね)
日本に迎合すべきか、あくまでも正統派で行くか、皆さんどう考えられますか?

実際ハーブ類は日本ではかなり高いです(涙)。
1袋350円〜400円くらい。
しかもコリアンダー以外はうちの店のある大阪でも入荷が不安定なため、確実な東京から取り寄せています。
そうなると宅急便でになりますけど、そうなるとよけいコストが(涙)。
そこでベトナム南部式にハーブたっぷりにするかは、向こうといっしょにしたいという店の「意地」みたいなものになっちゃいます。ふぅ。