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ちなみに、弱点さんとは別人です。

まず、ワインは「濃いから熟成する」「薄いから熟成しない」というものではありません。

次に「熟成」と言う言葉ですが、「熟成したから濃くなって
アロマやフィネスが出てくる」って言うものでもありません。
年月がたつにしたがって酸化してかえって薄くなると言うほうが正解でしょう。

でも、その期間にさまざまな化学変化?がおきて、
柔らかく、言葉で表すことのできない香りがたってきます。
この過程は未だに科学的には解明されていません。
なぜワインだけがビン詰めされた後に熟成されるのか?

ちなみにウイスキーやブランデー、焼酎などもそうですが、
樽やカメからビンに移された後は熟成しません。
瓶詰めされたものは早く飲むべきでしょう。

この意味でいうと「ダラットワイン」は、
いくらセラーで寝かせても決して熟成はしないタイプのワインです。
かえって、寝かせると果実味がとんでしまってスカスカのワインになると思われます。
(でも、だれもダラットワインのしっかり貯蔵熟成された
20年物なんて飲んだことのある人はいないでしょうね!)

次に「アルコール15%のヘヴィータイプ」ですが、
これは「15%のフルボディー」と言いたいのでしょうが、
スティルワイン(水や糖分など一切の添加無しによる醸造)の場合は
非常に糖度の高いブドウでも15%にはなりません。

醗酵途中に補糖をしたり、干しブドウを使ったり、ブランディーを
混合したりしたら別ですが(ポートワインがそうですね)そういうのは
フォーティファイドワインと言って通常はワインとは別物扱いされます。

次に、Anhさんは「タンニンの渋みとか、他国のワインに比べると、相当劣る。」と
仰ってますが、タンニンの渋みはブドウの醗酵時に
竺を混ぜればいくらでも渋いものができあがりますので、
そのワインの渋みはそのワインのスタイルと考えたほうが良いでしょう。

フランスのワインでも渋いのもあれば渋くないのもある、ってことです。
ただし、このタンニンがワインの熟成に大きく関与しているであろうことは否めません。
(未解明ですが・・・)よく、「渋いワインは熟成すると甘くなる」と言いますが、
干し柿みたいな反応がおきてるんでしょうね・・・・。

指が疲れてきたので、このへんで・・・。さー・・・仕事仕事!!