• このエントリーをはてなブックマークに追加
Anhチンの疑問にお答えすると、ドンコイの店は所詮小売店。一日あたりの販売個数は大した事無いから仕入れの際も小ロット。当然工場はなかなか動いてくれないから卸売り店やブローカー経由になる。

卸売店も所詮卸売店。何が今売れているかとか、外国人の好みや流行には疎い。そこで、ドンコイのお店のバイヤーはその中間にあるベンタン市場に行くことにより、小口の仕入れをしたり、その際に情報収集を行ったりしているんだね。

あと、最近の小売店はベト製品オンリーだとやっていくのが難しいから外国からの仕入れもやってる。ドンコイでもタイや中国の商品を何食わぬ顔でベト製品のように売ってるが、この黒幕にベンタン商人が関与してることが多いね。

ベト在住者でもいまいち理解してない人が多いけど、ベンタンで店をやってる人たちの多くが、ベンタンの外で手広くやってて、輸出入の会社を持ってる連中も多い。ある店なんかはかなり大きな会社で、刺繍モノを毎月コンテナで10本以上日本に送ってる。他にも、自社の資本の入った工場を数カ国に持ってて、それぞれの国にあった半完成品やパーツを作らせて輸入し、ベトナムで完成させて売ってる。そうすることで他の業者にコピーされないからね。

Anh先生、ご理解願えましたか?ちなみに、私はAnhチンのファンだよ。