『ハノイでのセクハラ』のコメント No.17

「真面目な質問者」さん、以下参考までに。

日本人にとっても判断が難しいセクハラボーダーラインの様な言動はベトナム人の間では日常茶飯事です。それでも、あまり訴訟沙汰になったと
は聞きませんね。　せいぜい、その場で口げんか・ののしりあい程度で済まされていると思われます。
ベトナムでセクハラ事件として扱われるのは、もっと悪質なパワハラ + セクハラの場合ですね。　例えば、高校・大学の先生が成績を理由に進
級・卒業させないと脅し(パワハラ)　関係を迫るセクハラ。　

仮に日本人の言動にベトナム人スタッフが不快に感じたとしても、黙っているか、せいぜい気の強い女性なら[やめてください]とはっきり言うぐら
いでしょう。
しかし、その様な事が重なると、問題なのは、女性がその日本人に対し感情的に軽蔑・鬱憤・不満をつのらせ挙げ句の果てに日本人を軽視する
様になり、指示した事は曲がりなりにもこなしてくれますが、それ以上の積極的な協力はしてくれなくなります。私の経験から言いますと、このプ
ラスアルファの協力を得られるかどうかがベトナムでのビジネスを成功させるかどうかの大きな要因となります。
事実、私の勤務していた会社の数名の駐在員の内一人がこの様な状態になってしまい、日本に帰さざるを得ない事がありました。

最後に、秘書を雇うと書かれていますが、ベトナム人にもよりますが、この「秘書」と言う意味を男女関係があると取られる場合もありますよ。
特に男女各一名の事務所なら注意が必要ですね。　ベトナム客先に紹介する場合は、秘書ですとは言わないでスタッフですと紹介した方が無
難です。