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ベトナム戦争当時、韓国軍総司令官だった蔡命新は、先の『ニューズウィーク』でのインタビューで、
「誰に対しても償う必要はない。あれは戦争だった」と明言している。
韓国の中学生向けの国定教科書に記されているのは、
「共産侵略を受けているベトナムを支援するために国軍を派兵した」の約1行のみで、
ベトナム戦争についてほとんど記述はされていない。
韓国政府は2009年にベトナム戦争の解釈をめぐってベトナム政府と衝突するという事件があった。
ベトナム戦争参戦者を「世界平和の維持に貢献したベトナム戦争参戦勇士」と表現したことに
ベトナムが「我々は被害者。ベトナム戦争の目的が、なぜ世界平和の維持なのか」と猛反発し、
予定されていた李明博大統領のベトナム訪問も拒否した。「世界平和の維持に貢献」の文言を削除することを約束し、李大統領のベトナム訪問を予定通り実現させた。一連の外交交渉で、ベトナム政府は「侵略者は未来志向といった言葉を使いたがり、過去を忘れようとする」と批判した。

またライタイハンの存在も関係する。ライタイハンとは、韓国がベトナム戦争参戦の際、
現地ベトナム人女性に生ませた子のこと。韓国軍の撤退と南ベトナム政府の崩壊により
取り残され、「敵軍の子」として迫害された。
ライはベトナムで軽蔑の意味を含めた「混血雑種」、タイハンは「大韓」のベトナム語読み。
数は、1500人(朝日新聞・1995年5月2日)、2千人(野村進)、最小5千人(釜山日報)、
7千人、1万人以上(名越二荒之助)、最大3万人(釜山日報)としている。
ライタイハンは父親の記憶を持たず、韓国語を話せず、写真だけが唯一残された思い出という。
韓国との混血児は名乗りでない。理由は、韓国軍兵士による強姦、兵士や民間人が「妻」と子供
を捨てて無責任にも韓国に帰国したこと、またベトナム人には美人が多いので、女は皆、慰安婦に
させられたことがある。