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ちょっと早く目が覚めたので、言いっぱなしだった#183919を補足する

#183916での
>まず、1985/9/22 のプラザ合意をご確認ください
?
>主なる、歴代の大蔵大臣の為替介入の実績
は目の付け所は良いと思ったが、残念ながら為替レートとの因果関係の突っ込みがなく、その後ろの文章では政権の脆弱さに焦点が移ってしまったので、時間がないのに中途半端に要点だけ述べることになり大変失礼した

まず、プラザ合意前はいわゆるダーティーフロートという管理された変動相場制であり、プラザ合意以降に焦点を絞るのは賛成
その後の特異期間としては、日本の量的緩和(2001-2006)とサブプライムレンディングを発端とした米国の量的緩和(2008/3-)がある
この特異期間を除き、円ドルレートは、日本円の総額と米国ドルの総額比率になっている
これがマネタリーアプローチ、単純明快
2008/3以降の米国量的緩和は、日本円の総額はほぼ変わらないのに対し、約2.5倍のドルが刷られている
つまり単純に考えると1ドル50円になっても不思議ではないほどの円高圧力がかかっているのだ
マネタリーアプローチで円高が説明できるように、円とモノの量でデフレを説明できる

日銀がデフレ政策を続けていると投資家からみられており、
予想実質金利=名目金利?インフレ期待
が米国より高くなっているので円(日本国債)が買われることになる

以上です