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ベトナムの政治権力

1: ポリート・イバニェスFAN 2006年04月20日 03:56 報告
こんにちは。 17日の朝日を読んで今更ながらベトナムに興味を持ちました。

私はずっとキューバと関わって生きています。 ベトナムの進んでいる道はキューバの将来を考える上でとても参考になると思います。

ひとつ物凄く基本的な質問をさせて頂きたいのですが、大統領、首相、党書記長のなかで、誰が最も大きな権力を握っているのでしょうか? また、それぞれの役割についてもお教え頂ければ大変ありがたく思います。

ちなみにキューバの場合は大統領が置かれた時期もありましたが、一貫してNo.1はフィデル・カストロ、No.2がラウル・カストロの体制が革命第2年頃から現在に至るまで45年以上続いています。

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キシさん、ご返事どうもありがとうございます。 キューバも一応5年に1度の党大会ですが、ソ連崩壊後は不定期になっています。 

人事の面ではキューバはまずNo.1とNo.2の交代は公の場では議論されません。 45年以上この状態です。 No.3以下も比較的任期が長い。 実質的な首相であるカルロス・ラヘ・ダヴィラ(若手)ももう14年その地位にいます。 リカルド・アラルコン国会議長も13年です。 ただ、いつ更迭されるのかは誰にもわかりません。 

そもそも閣僚は基本的に国民に選ばれた人々ではない。 フィデルの私設秘書だったカルロス・ヴァレンシアーガというひとが国家評議会議員になっていたり、青年共産主義者同盟UJCの書記長だったオットー・リベロがいきなり閣僚評議会の副議長になったりする。 それに対して国民が賛成・反対の意思を表明できるシステムがありません。

もしよろしければ、インドシナ派と中国派の違いについて教えてください。 現党書記長と首相はそれぞれどちらなのですか?
個人にそこまでの強権はないな。
昔は中国派ソ連派に分かれて権力闘争していたのが実情だったし、今はインドシナ派中国派に分かれてるみたい。
中国ほど中央政府は強くないような気がする。
党大会も5年に一回だしね。あんまり人事動かない国かな。コロコロ変っちゃうと逆に混乱するような国かな。
皆さんどうもありがとうございます。 

お話からすると、大統領=国家元首は名誉職で、党書記と首相とて権力を分担していると考えれば良いわけですね。 大きく括れば共産党の一党独裁は続いていますが、一個人や(共産党内部の)一機関に絶対的な権力が集中しているわけではないと考えてもよろしいのでしょうか? 

党・行政・国会それぞれに対するチェック機能はどうなっているのでしょうか? それぞれに独立しており、ある程度相互不可侵なのでしょうか? 例えば党書記長(個人)が首相(個人)を辞めさせることは可能ですか? その逆は如何でしょう? 大臣クラスを辞めさせるのにはどのような手続きを踏まなければならないのでしょうか?

質問ばかりで申し訳ありません。 キューバとの比較で非常に興味があるのです。 さらに詳しくお教え頂ければ大変ありがたく思います。

キューバでは、形式的な“集団合意形成”の手続きは踏まれますが、基本的にフィデル・カストロ個人の意向で各省の大臣を左遷・逮捕することが可能です。 2004年にも最も重要なポストのひとつである公衆衛生省大臣(若手)が突然更迭されました。 フィデルとの考え方が合わなかったからだと噂されていました。 国民には党の機関紙の小さな<お知らせ>で事後報告されただけでした。 ここ15年で重要ポストから何人もの人物が更迭されています。 国民に対する説明はほとんどありません。 「汚職で解任された」場合も、具体的にどのような問題があったのかは知らされません。

“独裁者”の定義は難しいのですが、あらゆることに対する最終的な意思決定の権限があること、彼自身の地位・権威には全く手出しできないと言う意味で、キューバはまさにフィデル・カストロ独裁の国だと言えるでしょう。 
主席はホーチミンだけって・・・、本当に酔っぱらってる?

大統領、首相、党書記長は、出身地域、政治姿勢(保守、改革とか)のバランスを取るよう、結構考えられて選ばれている。
前書記長のレ・カ・フューは、権力集めようとしすぎたから、結局政治局どころか、国会議員にも残れなかったでしょ。
美子さんの図を見ると主席はホーチミンだけだから、祭り上げられちゃったのかな。
こればっかは政治の舞台裏だから分らんが。
ベトナムは国家元首と首相。
簡単な概要はまずこういったところを参照されてはいかがでしょう。
http://www.vn.emb-japan.go.jp/html/jvngovernment.html#Part2
現在党大会中で、大幅な人事変更が行われる予定です。
もう酔っぱらってるの?大統領いるでしょ!名誉職かもしれないけど。
ちゃんと答えてやりな。共産党一党独裁だから党書記長が一番力がある。首相は行政府の長蛇から現実問題として力を持っている。大統領は象徴的な名誉職だから、力は一番ない。
しかし、最近は法治国家の体裁を整えようとしているから、行政府、国会はそれぞれ違う役目を持たせて、相互監視的になっている・・・と言えるかな・・・
中国よりよほど民主的だと思うんだけどねえ。
表舞台に出てくるのは首相ですね。(この国大統領いたっけか?)
議会もあるのですが、共産党の指導の元にってのが基本ですから、一党独裁ですな。
ベトナムは、地方自治体や官庁が勝手な事やるから傍で見ていてそれを統合するのが大変なように見える。植民地時代の官僚とか残せば最初の取っ掛かりは楽だったんだろうけどね。イラクでも一度追放したバース党員再雇用してるし。
出番、出番!

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