• このエントリーをはてなブックマークに追加
まずSkypeの使い勝手ですが、多少の我慢を強いられます。Skypeがサービスを始めた頃(10年以上前)に香港とロンドン間で初めてSkypeした時の(まるで隣に座っている人と話しているような高音質でした)感動と比べると、品質の低下が気になります。原因は定かではありませんが、急激な利用者の増加で設備(スーパーノードと呼ばれる地域ハブ)拡充が追いつかないことや、ベトナムにそのスーパーノードが不足していることなどが想像されます。

Skypeの優れた点は、WiFiに繫がっていなくても(オフラインでも)相手国指定の年間契約(有料)でどんな電話にもSkypeし放題(えっ、日本には未対応!?)とか、同じく年間契約(有料)でローカル電話番号(例えば東京の番号)を取得して相手がそれにダイヤルした通話をこちらに転送してくれるとか、便利なサービスが揃っていることです。これらが(無料通話たる)Skypeの収入源ですので、無料のサービスばかりに頼らず有料のものも使ってあげてくださいませ。それで設備投資が進み、無料通話の品質向上につながればありがたいことですので。

もしiPhoneやAndroid携帯の利用者なら選択肢は豊富です。

例えばTangoはWiFiだけでなく3Gと4G回線に対応したビデオコールで、iPhone/iPod TouchとAndroidで使えます。通話相手もこれらの携帯を使っている必要がありますが。

Fringはそれに加えてNOKIAのスマートフフォンにも対応しており、Fring Out(有料)を使えば、’通話相手がFringを使っている必要はありません。

Jajah(有料)はホームページ(登録メンバーページ)で自分の番号と相手の番号を選び、Jajahからのコールバックを待って通話するという(今となっては時代遅れの)サービスですが、対応する携帯の種類が比較的豊富なのが便利かな。

そして今の注目株はViberです。iPhoneとAndroid携帯に対応しており、通話相手もViberをインストールしたiPhoneとAndroid携帯に限られますが、通話品質の高さが強みです。

このように汎用性を追求するSkypeや品質重視のViberなど、iPhoneとAndroid携帯利用者には多くの選択肢がありますので、利用目的によって選ぶことをお勧めします。

あと2点、重要なことですが、Skypeをバックグラウンドで常時立ち上げておく(スタンバイ状態)とバッテリーの減り方が著しく、あまり現実的ではありません。じつはこれがSkypeの最大の弱点と言えるかもしれません。

最後ですが、iPhone4ユーザー同士ならFaceTimeが無敵です。これを使いだすと、もう他のものは使う気になりません。

以上、ご参考まで。