• このエントリーをはてなブックマークに追加
「シェラトンでの両替」というのとは少しずれてしまうのですが・・・
銀行が一番レートがよいのではないかと思って、シェラトン2Fの銀行で両替をしようとしました。
お客さんは誰もいなくて、入ってすぐ正面の窓口に座っていた女性に「日本円からベトナムドンに両替をしたいのですが、どの窓口ですか」と尋ねると、「日本円からベトナムドンへは両替できない。USドルを出しなさい」と言うのです。
少々不思議には感じましたが、その銀行で日本円の扱いがないのかと思って、「それなら、他の銀行か町の両替屋でするからいいです」と去ろうとすると、「ベトナムではどこの銀行も両替屋も日本円からベトナムドンには替えてもらえない」と言うのです。
「そんなはずはない、ホテルでも両替屋でもできるはずだ」とこちらも言い返すと、隣の窓口に座っていた女性も乗り出してきて、とてもいじわるな調子で「日本円しかもたない日本人は、ベトナムでは何も買えないし、何もできない」と言ってきました。
奥にいた男性はやりとりをきいているはずでしたが、何もいいませんでした。
彼女たちの言い方がとてもいやなかんじだったので、「ドルももっているけれども、ドルはドルで使うからもういいです」と言ってとにかくその場を去りましたが、どうにも腹の虫がおさまりかねて(!?)、ホテルとは直接関係ないとは思いつつ、シェラトンのコンシエルジュにそのやりとりを伝えました。
彼はニヤっと笑って、「じゃあ、ここで両替してあげましょう」といいましたが、私が「ホテルはレートが悪いんじゃないの?」と言うと、「それは賢い選択だ」と言って、親切に地図にいくつか両替屋の場所をかきこんでくれました。
彼の笑顔には、前からこのようなことが何度かあったって意味が含蓄されてたんでしょうか。
ベトナムではあまり嫌な思いをしたことがなく、この銀行でのやりとりが唯一といっていい嫌な思い出になりました。