• このエントリーをはてなブックマークに追加
氷ビール大好きさんとはビールを語れる気がします。細かな泡立ちは私が重視するビールの3大要件の一つだからです。

でも、ベトナムでビールに入れる氷は長めのグラスに入るような代物ではありません。ニンジンくらいの太さのどでかい直方体をどーんとジョッキに入れるのです。anhyemさんが書かれているとおり、これが溶けて細くなってくるとボーイがより太い氷と交換してくれます。いったん他人の口に触れた氷が新しい氷が入っているバケツで混ざりあうので、いやがる日本人もいますが、ここはベトナム、文句を言っていけません。(politically correctでないとの指弾を受ける。日本の喫茶店でもアイス・コーヒーの氷を再利用しているという話もあるので、実態はあまり変わらないのかもしれず。) 私は氷は入れませんが、前述のとおり、衛生上の問題ではなく、嗜好の問題です。

さて、現在私が最も心配しているのは、これも別トピックで書きましたがサッポロ・ビールの動向です。最近は、日本が世界に誇るサッポロ黒ラベルがHCMC市内の多くのレストランで飲めるようになり、嬉しくかつ有難く、サッポロ・ビールがある店では必ずサッポロ・ビールを飲むようにしています。カナダからの輸入で採算が取れているとは思えませんが、その意気やよし、です。

とはいえ地場産ビールに比べるとお値段は多少高く、333とは言わないまでも、ハイネッケン程度にならないか、と報道されている現地生産に期待をつないでいるわけですが、「どうせ氷を入れるんだから」と開き直ったサッポロ・ビールが黒ラベルの味を変質させてしまうのではないかという悪夢がよぎり始めました。 (氷派の皆さんにとっては歓迎すべき事態かと思いますが)

ここにおいて、ビール原理主義者と氷一派との利害関係が全面的に対立する状況が出来するわけですが、原理主義者としては、サッポロ・ビールが日本を代表するビール・メーカーとしての矜持をもって、ベトナムにビール新時代を築かれることを切に望む次第です。