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名無し 2022年11月07日 12:38
NHKのドキュメンタリー番組の冒頭は、動画つきSOSメールから始まる。放送によると、ベトナム人28人が勤務していた工場では朝7時から夜11時まで休憩15分のみで働き、「忙しくて太陽や月を見ることもなかった」と語る。30歳のベトナム人女性は「日本に行ける日が待ち遠しくてワクワクしていました」と来日前の心境を振り返った後、「絞りきったレモンのようになった」と言い放った。「残業時間180時間」「家畜扱いされている」「刑務所の中のよう」……。身につまされる思いで視聴した人も多いはずだ。

特定社会保険労務士の永井知子さんは、受け入れる企業側の意識も高まっているとした上で「受講した企業の皆さんからは『実習生を受け入れて本当に良かった』という声を聞く。実習生に真摯に向き合っている人たちもたくさんいることを、多くの方に伝えたい」と話す。

技能実習制度については、外国人労働者と良好な関係を築いて活用している企業があることも忘れてはいけないだろう。
特定技能と技能実習制度は、これからも2つの制度が共存する形が見込まれている。解消しなければいけない問題は山積みだが、マイナスイメージだけ先行して実態を改善しないことには、制度の発展につながらない。

今後、飲食店やコンビニだけではなく、さらに身近なところで外国人労働者を目にすることが増えるはず。超高齢化社会に進む日本にとって、彼らはなくてはならない大切な人材になる。経営者は「親」として、私たちは「大切な仲間」として、これまでのマインドを変えることから始めなければいけないだろう。

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