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なんかなー 2011年08月07日 02:42
2月のUSDVND為替切り下げの時に解説したように、最近のマクロ経済ベトナム編解説をしましょうかね

USDVND為替に関しては、6月の中銀発表の非ドル化規制(外貨預金準備金引き上げ、国営企業外貨強制売却、USD預金金利上限引き上げ)により中銀のUSD買いVND売り攻勢で、貿易収支の改善があれば短期的には安定推移
外貨準備高を現状輸入額8週間分から倍の16週間分まで積み上げる目標だから、それまで非ドル化規制は維持かな

インフレは、ほとんどあきらめ状態で、目標引き上げを2度実施し、消費者物価指数も結局20%を超えている
金利に関しては、他のアジア諸国がインフレ抑制の中、中銀も抑制重視としながらも資金を緩めに調整するなど12%から15%を微妙に推移

生活水準は年率18%上昇で、08年月給100万ドンが10年139万ドンになっている

つまり簡単にいうと、世界経済を無視すれば、
為替は年内22000VND/USDまで切り下げという噂はあるものの、短期的には21000程度で安定推移
金利は中銀の楽観視から12%程度に引き下げの可能性はあるもののアジア諸外国からの圧力も考慮し、12-14%程度(12M)
とすると、YEN/USD為替相場を考えなければ、短期的にはドルベースでは金利はふくれることになる
これが#183190の論理です(短期的ですが) 反論あればどうぞ
ただし、ベトナムで生活している分には、それよりも物価は上がっているし、ベトナム人の給料も上がっているので なんかなーって感じ

それに、世界経済的には、イタリア・スペインが発端となってECBの今年3度目の金利利上げの制約を受けたり、FRBのQE3がどうなるのか。。。。

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