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黒ちゃん、さらに引き締めるべきとの見解。
ベトナムの経済成長、世界的な景気減速を受けて鈍化する見込み＝ＡＤＢ総裁
2008年 02月 21日 15:55 JST
［ハノイ ２１日 ロイター］ アジア開発銀行（ＡＤＢ）の黒田東彦総裁は２１日、世界的な金融市場の混乱のため、これまで急速に拡大してきたベトナム経済の成長ペースが今年はやや鈍化する可能性があるとの見通しを示した。
黒田総裁はハノイで記者会見し、２００７年にベトナムの経済成長率が８．５％から８％前後に鈍化したことについて「インフレ圧力を抑えるためには有効、あるいは建設的でさえあるかもしれない」と述べた。
ベトナムのインフレ率は、他のアジア新興諸国の水準を大きく上回っており、１月のインフレ率は前年同月比で１４．１％と、１９９５年１１月以来の高水準だった。
エコノミストは、原油や食品などの商品価格、食品関連コスト、住宅、輸送価格がインフレの主因とみている。
黒田総裁は「インフレ抑制のためには、金融政策を適切に、必要ならさらに引き締める」べきとの見方を示し、０８年の同国インフレ率は７─８％の範囲になるだろうと述べた。ＡＤＢはこれより先、２００８年のインフレ率は６．８％になるとの予想を示していた。
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