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ベトナム人技能実習生は約20万人。国別では最多です。しかし、法務省によると、昨年上半期だけでも2千人余りのベトナム実習生が失踪しています。

失踪したベトナム人による犯罪は、窃盗犯が多数を占める状況が一貫して続いており、手口別では万引きの割合が高い。万引きの犯行形態としては、SNS等を介して自国にいる指示役からの指示を受け、数人のグループで、見張り役、実行役、商品搬出役等を分担して、大型ドラッグストア、大型スーパー等に車両で乗り付け、主にベトナムで人気の高い日本製の化粧品等を対象に一度に大量の商品を万引きし、これを広域的、連続的に敢行するなど組織性、計画性が認められ、盗んだ商品を航空機を利用して海外へ運搬していることがうかがわれる。

「盗んだ後はフェイスブックを使って、在日ベトナム人の盗品買い取り屋や運び屋に連絡する。最終的に、たとえば化粧品なら日本国内で1万円のモノが、ベトナム国内の市場では3000円くらいで売られることになる。盗品の仕入れ値はタダだから、買い取り代や荷運び代を上乗せしても、原価よりも安い価格で市場に流れてしまうんだ」

その上、欲望を満たすためなら何でも実行する犯罪者予備軍ベトナム人の失踪者達は、窃盗以外でも恐喝、殺人、強姦、強盗… 日本国内で、あらゆる犯罪の温床になっている。

日本ではかつて中国残留孤児二世たちが「怒羅権(どらごん)」という半グレ集団を形成し、本国からやってくる中国マフィアと結託して裏社会で暗躍していた。これと似たような構図が、一部のベトナム難民二世達と、新たに日本にやってきた失踪ベトナム人達との間にも生じているのだ。