• このエントリーをはてなブックマークに追加
>>1663
通訳が必要な外国人犯罪の増加に伴い、人手不足が問題となっているが、特に深刻なのがベトナム語の通訳だ。大阪府警通訳センターによると、同センターでのベトナム語の通訳対応件数は昨年だけで約1200件。1日平均2~3件にのぼり、前年と比べても100件近く増えている。

しかし、府警がベトナム語の通訳人として指定している職員は10人程度で、対応できない分は部外通訳人に依頼。複数の事件を同時に担当し、警察署を転々としながら連日取り調べに立ち会う部外通訳人も珍しくない。本来は警察内部の通訳不足を補うはずの部外通訳人さえ不足している状態だ。

「最近はほぼ毎日、取り調べに立ち会っている。通訳ができる人がおらず、深夜3時に呼び出されることもある」。大阪府警や兵庫県警の取り調べでベトナム語の「部外通訳人」を務める女性(49)はこう明かす。女性は10年近く前から捜査に協力しているが、近年は回数が急増。月に20回以上取り調べに立ち会うこともあるという。