皿メシ屋 by Masato
1999/11/11
1999/11/11
僕の日常食といえば、もちろんこれ。人によっては「猫メシ」だとか、「ぶっかけご飯」だとか呼ぶ人もいるが、どれも同じもの。一枚のお皿の上にご飯とおかずを一品、そして付け合わせの野菜をまとめてのせてドン!ヴェトナム庶民の日常食でもある。
ほとんど一年365日、毎日僕もヴェトナム人と同じようにこればっかり食べている。自分でも、よく飽きないもんだと思う。いや、やっぱり飽きたな(笑)。
普通、日本人が想像するヴェトナム料理って言ったらなんだろう?ゴイクォン(生春巻き)、チャーヨー(揚げ春巻き)、ファー(米うどん)、後は・・バンセオ(ヴェトナム風お好み焼き)といったところか?ファー以外はどれもこれもあまり庶民の日常食とは言えないなあ。お客さんが来た時とか、なんかのイベントとかの時につくることが多い。まあ、日本人も毎日サシミ、テンプラ、スキヤキを食べてるわけじゃないから、似たようなもんですね。
じゃあ、庶民は何を食べているの?っていうことになると、この皿メシ。東南アジアは庶民のための外食産業が発達してると感じるけど、その点はヴェトナムも同じ。
その名も「コム ビン ヤン(平民食堂)」!!
僕が皿メシ屋と呼ぶここは、ヴェトナム人にとって家庭の味そのものでもあるのだろう。
彼らは日本人のように、「今日はイタリア料理を食べよう。」だとか、「急いでいるからファーストフードですませよう。」とかそんな浮気もしない。外国料理は値段的に手が届かないっていうのもあるけど、ヴェトナム料理っていったらヴェトナム料理!何が何でもヴェトナム料理!!っていう感じ。
彼らは飽きません。
皿メシ屋に入ってみる。いろんな料理が台にぐるりと並んで、店のおばちゃんを取り囲んでいる。どれもこれも作り置きで、この暑いのに大丈夫か?とも思うが、1年半僕の腹が大丈夫だったことを考えると、問題ないのだろう。
ヴェトナム料理は日本人の口に合う、という意見には僕も同意する。米を多用するところはもちろん、基本的に煮込み料理が中心であるところも共通してる。ズラリとならぶおかずはほとんど煮込み料理。雷魚のヌックマム煮込み、牛肉のヌックマム煮込み、タマゴと豚肉のヌックマム煮込み…
ヌックマムばっかりかい!! そら飽きるわ。
話はちょっとそれるけど、この皿メシ屋のおかずっていうのはどこへ行っても同じ。まったく同じ。なんでなんやろう?誰か一人ぐらい新メニューを開発しようと思いつくヤツがいてもいいと思うんやけど。がんばれ、ヴェトナム人。
基本的に値段はどこもスープとお茶がついて5000ドン前後。多少の幅はあっても、まあだいたいそんなもん。 店に入って、おかずを指させばご飯の上に載せてはいどうぞ、といたって簡単。最初は僕もがんばってヴェトナム語で説明しようとしてたけど、ヴェトナム人も「あれ、それ」と指さしてるだけなのをみて、あほらしくなってやめた。
誰でもなじみの皿メシ屋は2,3軒ある。あんまり知らないところへ行くとぼられるっていうのもあるけど(笑)、知ってる顔が「よお、来たね。」って迎えてくれるとやっぱり嬉しいモノ。
今日も僕は皿メシ屋に行く。