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マサト

1999/12/09 ヴェトナム人と外国語 by Masato  

 まじめなヴェトナム人は向学意欲があり、外国語勉強もさかんである、というのはよく聞く話。これはほんとにその通りで、新聞を広げれば英語学習センター、日本語学校などの広告が目白押し。中にはちゃんとしたところも、あやしそうなとこもあるけど。
 これは、やっぱり今のヴェトナムでは高収入、安定収入を目指すなら何らかの形で外国というのが絶対に関わってくる、という背景がある。つまり、彼らは「マジ」で金を稼ぐための武器として勉強しているのだ。日本人のように、「おもしろそうだから」という理由で、例えば外国語大学のスワヒリ語学科に入学する(例えばね)ような余裕はまだない。  自ずと気合いの入り方も日本と違う。 僕は前にサイゴンにある日本語学校で日本語を教えていたことがあるのだけど、そこでも日本に行ったこと経験がまったくないというのに、2年程度の勉強期間でものすごく流暢な日本語を操る人に多く出会い驚かされたものだ。

 人気言語はもちろん英語。それに日本語が続くという感じか。でも、実際この2つ以外の言葉を勉強しています、っていう人にまだ出会ったことないなあ。
 ヴェトナム人にとって英語っていうのは、重要が一番高いっていうのもあるが、それ以上に勉強しやすい言語、として位置づけられているよう。じゃあ、日本語はどうかというとこれが逆にと〜っても難しいらしい。英語が勉強しやすい、っていうのはいろんな要素があるとは思うけど、やはりアルファベットを使ってる(ヴェトナム語もアルファベットをつかってるのだ)こととか、語順が同じ(主語−動詞−目的語)ことだとかがいいらしい。逆に、日本語を勉強するヴェトナム人を悩ますのがそう、「漢字」です。まあ、これには、俺も悩まされてるけど。
 ひらがな、カタカナ、漢字、この三種類の字に加え、時にはアルファベットも絡んでくる日本語の表記ははっきり言って「脅威」です。俺が教えていた日本語学校でも、最初暮らすにわんさかいた生徒たちが漢字を習い始めるとじわじわ〜っと数が減ってくる。最後には9人とかになったりして(笑)おいおい、もっとがんばってくれよぉ〜

 つい先日も、在ホーチミンの日本語学校、日本総領事館、日本商工会などが中心となって「ヴェトナム人日本語スピーチコンテスト」が開催された。毎年開かれれるこのコンテストが今回も大好評で幕を閉じたことにも表れるように、ヴェトナム人、市民の目は常に外国を見ている。お金持ちの外国を。僕の目からみて、それはいい意味にも悪い意味にも今のサイゴンに反映されている。
  そう、いい意味でも悪い意味でも(笑)外国人のことが大好きなヴェトナム人なのです。

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